シドクリ通信第100号
【ネコの話】 公認心理師の深谷です。私は小さい頃から動物が好きで、ムツゴロウ王国をよく見ていたのを覚えています。中でもイヌが好きで、親戚の家にいたイヌに会うのを楽しみにしていました。家ではイヌを飼えなかったので、大人になったら必ず大型犬を飼おうと思っていました。次第に動物に...
シドクリ通信第99号
【芳賀さんと寂聴さんのこと】 医師として駆け出しの頃、インドに興味があった私は、たまたま新聞に紹介されていた芳賀明夫さんと知り合いました。芳賀さんは当時講談社の編集者でしたが、学生時代にインド哲学を学び、インド語が堪能で、西アジアに関する文化講座「ダルマサンガ」を主宰してい...
シドクリ通信第98号
【主治医の第一声】 『メンタルヘルスマガジン・こころの元気+』(コンボ刊)は当院で定期購読している雑誌で、バックナンバーが待合室のラックに刺さっています。その2021年8月号は「担当医のどうですかって何?」という特集でした。冒頭の木村きこりさんの漫画にあるように、診察時の担...
シドクリ通信第97号
【はじめに】 長引くCOVID-19の感染拡大は私たちの生活に多大な影響を及ぼしていますが、それに加えて最近はあちこちでゲリラ豪雨による災害が起きています。 感染症と災害は似たところがあります。10年前の東日本大震災は私たちの常識を遙かに超えた大災害で、1万5千人以上の方が...
シドクリ通信第96号
【はじめに】 コロナ禍が続く中、二度目の桜の季節が過ぎました。流石に人々の我慢も限界と見え、高田馬場の駅前で「路上飲み」する若者たちの姿がしばしばテレビで放映されています。ワクチン供給の遅れにはうんざりさせられますが、私は4月下旬に医療従事者枠で第1回目のワクチン接種を受け...
シドクリ通信第95号
【はじめに】 ダイアモンド・プリンセス号の集団感染から一年が経過しました。新型コロナは二年目に入り、新規感染者数に減少の兆しが見えてきましたが、医療ひっ迫の結果として自宅療養中に亡くなる人が増えています。加えて変異ウィルスの存在も不気味です。皆さまも不安で不自由な生活を送っ...
シドクリ通信第94号
【パンデミックな一年】 院長の紫藤です。今月号はコロナを卒業したかったのですが、やはりまだこの問題に触れざるを得ません。今年はコロナ、大雨、猛暑、台風と感染症や自然災害が多く、落ち着かない1年でした。地球温暖化や環境破壊など、人類のエゴにより私たちの地球のシステムに大きな狂...
シドクリ通信第93号
【新型コロナのその後】 私たちがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)と出会ってから半年が経過しました。日夜、臨床の最前線で人の命を救うことに奮闘しておられる医師や看護師の方々には心より敬意を表します。 長期に亘る自粛要請により、私たちの日常は激変しました。高田馬場の...
シドクリ通信第92号
【新型コロナウイルス】 新型コロナウイルス感染症に対し、今まで各国が取ってきた対策は、国境封鎖、在宅勤務、生活必需品などの買い物を除く外出制限、検査体制の強化、病床数の拡大などとなっています。一方、わが国が取っている対策は、政府要請による自粛(不要不急の外出自粛、全国一斉臨...
シドクリ通信第91号
【適切な相談窓口を見つける難しさ】 精神保健福祉士の山田です。先日、NPO法人メンタルコミュニケーションリサーチの研修会で支援の話をする機会がありました。この団体は、主に心理職や心理学生で構成されていて、不登校やひきこもりなど若年者への訪問支援や家族相談をおこなっています。...