シドクリ通信第105号【ハンセン病と精神疾患】 高校時代、現代国語の授業で北條民雄の「いのちの初夜」を読みました。私はこの小説を全文読んでみたいと思い、神田の大型書店に出向き、文庫本(短編集)を買って読んでみました。当時は不治の病であった“らい病”と診断された著者が、絶望的な気持ちで療養所に入所...