シドクリ通信第101号
【新設「療養生活継続支援加算」について】 精神保健福祉士の山田です。4月に診療報酬の改定があり、療養生活継続支援加算が新設されました。これは、「精神疾患患者の地域定着を推進する観点から、精神科外来への通院及び重点的な支援を要する患者に対して、多職種による包括的支援マネジメントに基づいた相談・支援等を実施した場合について、新たな評価を行う」ものです。具体的には、「医師の指示の下、精神保健福祉士が、当該患者又はその家族等に対し、医療機関等における対面による面接を含む支援を行うとともに、関係機関と連絡調整を行った場合に算定できる」となっています。 行政の文書は難しいですが、要は、先生の診療とあわせて、精神保健福祉士が日常的な相談に応じ、関係機関と連携しながら、患者さんの地域での生活を支えましょうという趣旨です。医療費としては、3割負担の方で1050円、1割負担の方で350円、生活保護の方や自立支援医療をお使いで自己負担がない方は費用はかかりません。 紫藤クリニックのような小規模診療所における精神保健福祉士の活動のほとんどは診療報酬で手当てされていません