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シドクリ通信第91号

February 10, 2020

【適切な相談窓口を見つける難しさ】

 精神保健福祉士の山田です。先日、NPO法人メンタルコミュニケーションリサーチの研修会で支援の話をする機会がありました。この団体は、主に心理職や心理学生で構成されていて、不登校やひきこもりなど若年者への訪問支援や家族相談をおこなっています。そこでは、ソーシャルワークの視点から、ひきこもり支援に活用できる社会資源についてお話しました。対人援助職も様々であり、他の職種の業務内容や専門性は意外と知りません。今や「多職種連携」が支援の合言葉になっていますが、闇雲に繋がるだけでは余計に混乱してしまいます。まずは互いの専門性を理解することが大切です。

 皆さんは困り事をどこに・誰に相談したらよいか、悩んだことはありませんか。早い段階で困り事が整理され、適切な窓口に繋がることができれば、少ない負担で問題の解決に向かうことができます。一方で、相談員の知識不足や見立て違いがあると、たらい回しに遭うこともあるでしょう。精神保健福祉士は、主に精神障害者の抱える生活課題や社会問題の解決のための支援を行います。必要な情報を提供することや、適切な窓口に繋ぐことも役割の一つになります。

 先日の研修で話した内容から、地域若者サポートステーション(通称サポステ)をご紹介します。サポステは働くことに悩みを抱えている若者の自立支援を行う機関で、厚生労働省の委託をうけた団体が、コミュニケーション講座、職業体験、面接指導など、自立に向けた総合的な相談支援を行っています。現在、全国に177か所設置されていて、基本的に利用料はかかりません。私も月に一回、相談員として関わっていますが、長期間ひきこもり状態にあった方が、徐々に参加メンバーと交流するようになり、様々な支援を経て仕事を始める様子をみると、支援者の存在が欠かせないと感じます。

 サポステはこれまで15歳から39歳までの方を対象としていましたが、2020年度から対象年齢が50歳までに引き上げられ、経済的に困窮している方へのワンストップ相談や、自宅への訪問型支援が拡充される予定です。「8050問題」というひきこもりの長期・高年齢化がいわれる中、支援が行き渡ることが期待されています。

 インターネットの普及で簡単に情報にアクセスできるようになりましたが、取捨選択に困ることもしばしばあります。支援者が情報提供する際は、その内容や量、タイミングに注意を払います。困り事が生じた時にスムーズに適切な窓口にアクセスできるように、普段から信頼できる支援者とのコミュニケーションを大切にしていただきたいと思います。

 

【にっぽんの歌】

 昨年12月、大晦日に放映されるテレビ東京“年忘れにっぽんの歌”の入場券をFさんからいただいたので、中野サンプラザに行ってきました。Fさんがハガキで応募し、当選して手に入れた2枚のうちの1枚です。2日間にわたり毎日3時間以上の収録を行い、それを編集して6時間番組とします。司会は徳光和夫さん、竹下景子さん、中山秀征さんのベテラン揃い。普段は歌番組など見ないし、まして生の歌など聴くことはない私にとって、まったく未知の世界でした。

 座席は勝手に振り分けられるのですが、残念ながら私の席は後ろの方でした。しかし「大みそかに本当にききたい100曲」というキャッチフレーズに嘘はなく、懐かしい曲が目白押しでした。前半は足を骨折してステージには立てなかった北島三郎さん、後半はヘアーメイクアーティストのIKKOさんがそれぞれ客席からコメントし、順調に収録が進みました。

 坂本冬美、夏川りみ、石川さゆり、松平健、八代亜紀、美川憲一、天童よしみ、秋川雅史、小林幸子、岩崎宏美、はなわ、岡本真夜、純烈(敬称略)など、私でも知っている有名歌手が次々に出てきて歌う華やかな歌謡ショーでした。脳梗塞から回復したという加山雄三さんは、往年の名曲を3曲歌いました。食道がんから回復したという大橋純子さんも持ち歌を熱唱しました。私より年上の観客が多いので、病から復帰した歌手が元気に歌う姿を見るのは嬉しいのだと思います。

 歌手の顔はモニターには大きく映るのですが、実物は米粒くらいにしか見えません。ところが周りを見回すと、多くの観客はあらかじめ双眼鏡を用意していて、それを覗きながら聴いていたのでした。紅白歌合戦の出場歌手のような超有名人はいないのですが、旬を過ぎた人(失礼!)にもそれなりの出番があるのだと思いました。私は今や紅白を見てもちんぷんかんぷんなので、この番組で安らかな年越しができました。

 

【カルロスゴーンとレバノン杉】

 カルロスゴーンの脱出劇には驚きました。プライベートジェット機と何通かのパスポートがあれば、犯罪者になっても日本の法律が及ばない外国に逃げることができるのです。ゴーンと同い年の私としては、残りの人生、犯罪者として日本で自由を奪われ、そのまま死んでいく自分を思えば、僅かでも可能性があることに賭けたい心理は分からなくもないです。

 ゴーンは現在、レバノンにいます。30代の頃、私は大使館の仕事で中東のヨルダンに在勤していたので、シリア、イラク、サウジアラビア、イスラエル、エジプトなどの周辺国には行きましたが、レバノンにだけは行っていません。当時レバノンは内戦をしていて行けなかったからです。

 ところで、レバノンの国旗を見ると、中央に杉の木が描かれています。旧約聖書にも登場する有名なレバノン杉です。レバノンに限らず、この地域は杉が多く、当時スギ花粉症の症状が活発だった私は、春になるとこれに大変悩まされたものです。

 ゴーンにはハリウッドから映画出演のオファーが来ているそうです。でも、カルロスゴーン主演の「ミッションインポッシブル」など見たくないですね。日本がコケにされているのは明らかなので。

 

【お知らせ】

・保険証は毎月提示してください。変更があった場合は受付までお知らせください。

・自立支援医療をご利用の方は、受診の都度、受給者証を提示してください。

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