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シドクリ通信 第74号

December 10, 2015

【最近の医療機関事情】

 最近、あちこちの医療機関を訪れています。訪れる理由としては、患者としての受診、入院中の知人の見舞い、都の委員としての公務、の3つの場合があります。

 まず患者としての受診ですが、私の場合は内科、整形外科、耳鼻科、歯科、健康診断などで、すべてクリニックです。よほどの重症でない限り病院には行きません。

 私のかかりつけの内科クリニックは予約不要で、2ヶ月に一回訪れています。目的は処方箋をもらうだけなのですが、内科診察の後は、先生と医師会活動や診療の苦労話など、医者同士のお喋りになります。開業医としてお互いの悩みを分かち合い、気持ちが和んだところで診察室を後にするのです。

 整形外科はどこもリハビリ部門が大きくて、医師の診察よりも理学療法が中心となります。引っ張ったり、温めたり、電気を当てたりして、長く通院することが多いのですが、なかなか良くなりません。実際には、整形外科よりも整体、指圧、マッサージなどのお店にお世話になることの方が多いです。

 耳鼻科は半予約制で、待合室には子どもがたくさんいます。毎回一定の手順で耳や鼻の診察や処置を受けますが、この科の病気もなかなか良くなりません。この世には良くならない病気が多いことを思い知らされます。

 歯科は予約制ですが、私は子どものころから歯が弱く、ずっとお世話になっている科です。10年ほど前にインプラント治療を希望した時、私の場合はインプラントを打ち込む骨が薄いので、技術的にできないといわれました。しかし、今は技術が進歩したため、治療が可能になりました。ただし、保険がききませんので、金銭的な負担を覚悟しなければなりません。

 健康診断は専門のクリニックで年一回受けるようにしています。ここ数年は特定健診に区単独の検査を組み合わせ、費用負担なしの範囲で受けています。私の行くクリニックは毎回たくさんの受診者で溢れています。それでも2時間程度で終わるのは、検査を効率的に行っているからです。検査着に着替え、一つの検査が終わると次はエコー、次は胃透視、それから採血などと、流れるように進みます。この間に医師診察が入ります。1ヵ月後に検査結果が送られてきて、異常なし、要経過観察、要精密検査、要受診などの指示が出されるのです。

 職業柄、クリニックに行くと様々な点が目につきます。スタッフの対応、予約制か否か、待ち時間、待合室の広さ、調度品、絵画、ソファーや椅子、待合室での患者さんの様子、BGM、冷暖房、医師の診察態度、さらにはトイレに至るまで、すべてが参考になります。

 翻って、我がクリニックを思うのです。良い点は取り入れ、悪い点は自らの反省材料とし、改善を重ねて参りたいと思います。

 

【調剤薬局】

 処方箋をもらったら、近くの調剤薬局に処方箋を出します。始めて行く薬局は、病歴やアレルギー歴などを聞かれて面倒なので、なるべく一ヵ所に行くようにしています。同じ薬なのに、毎回同じ説明をされ、同じ紙を渡され、うんざりなのですが、これも薬剤師さんの大切な仕事だと思い、素直に聞いています。そして毎回、クリニックに支払う料金よりも薬局に支払う料金の方がずっと高いことに矛盾と憤りを覚えながら、帰路につくのです。

 

【入院患者の見舞い】

 勤務医の頃は病院が職場でしたので、毎日当たり前のようにそこで仕事をしていたのですが、最近は病院を訪れることもめっきり減って、たまに知人が入院した時に見舞いに訪れるくらいになってきました。

 見舞いに訪れる際は、あらかじめ面会可能かどうかの情報を入手し、面会時間を調べてから訪れるようにします。受付で相手の名前を告げて病室を教えてもらい、病室内あるいは病棟のデイルームのような共用スペースで、訪問相手を見舞います。

 最近感じることは、入院期間が短くなってきたことです。入院してもすぐに退院になってしまいます。そのうちに行こうなんて思っていると、もう退院していたりします。手術を受けても1ヶ月も入院することはまれで、あっという間に退院となります。

 親戚が入院して手術を受けた時は、術前の説明と、術後の摘出臓器の供覧に立ち会いました。私にとって、最近の外科学の知識は皆無に等しいので、私などが立ち会っても意味がないと思いましたが、こんな時は自分の名刺が役に立ちます。医師ということで主治医も丁寧に説明してくれますし、素人に毛の生えたような拙い質問にも真摯に答えてもらえるからです。 

 

【精神科病院】

 最後に精神科病院の話をします。東京都から委嘱された仕事で、時々都内の精神科病院を訪れています。訪れるだけでなく、実際に患者さんと会って面接もするのですが、病棟の中に入って患者さんの生活スペースや隔離室などを見ることもあり、大変参考になります。精神科クリニックは交通の便利な都心部に多いのですが、精神科病院は辺縁部にあることが多く、世田谷、練馬、三鷹などは近いほうで、足立、八王子、青梅などに行くこともあり、そうなると半日仕事になります。

 最近の精神科病院は綺麗になってきました。立て替えて、ホテルのような病院もあちこちに見られます。精神科は外来治療が当たり前になりましたが、すべてが外来でできるわけではありません。精神科病院に患者さんをお願いすることもしばしばありますので、病院とは良好なパートナーシップを保ちたいと思っています。

 

【お知らせ】

○12月23日(祝)は東京都の精神科救急当番のため、9時から17時まで診療します。当院の患者さんの再診予約もできますので、ご希望の方はご利用ください。なお、休日加算(3割負担の方で500円程度)が算定されますので、ご了承ください。

○12月29日から1月4日まで、年末年始休診とさせていただきます。

○所用により1月23日(土)の診療は12時30分までとさせていただきます。

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