シドクリ通信第96号

【はじめに】

 コロナ禍が続く中、二度目の桜の季節が過ぎました。流石に人々の我慢も限界と見え、高田馬場の駅前で「路上飲み」する若者たちの姿がしばしばテレビで放映されています。ワクチン供給の遅れにはうんざりさせられますが、私は4月下旬に医療従事者枠で第1回目のワクチン接種を受けることができました。まだまだ収束には程遠いと思われますが、政府には今までの知見を集約して最善の対策を講じてほしいと願っています。


【テレワークの功罪】

 テレワーク、オンライン、リモート、web。名称はいろいろありますが、要はコロナ禍で始まった仕事の仕方です。これらは、やむなく導入されたものですが、今やこの時代の必須ツールになってきました。私は診療こそ対面で行っていますが、夜間や休日に開かれる学会・行政・医師会・診療所協会などの会議や、製薬会社主催の講演会などは、すべてテレワークになりました。

 テレワークには功罪があります。「功」は何と言っても感染対策に有用だということ。人と会うことなく自宅で行える仕事は、コロナ時代には打ってつけです。移動が必要ないのも大きなメリットです。「罪」はテレワークではできない仕事があるということ。個人情報を扱う仕事や医療・介護の仕事などはテレワークには不向きです。また、在宅勤務が中心になると、食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足に陥る人が多くなります。家族とのいさかいが増えたり、DVや虐待にまで発展する場合もあります。

 私は2月にある学会でシンポジウムを行ったのですが、座長も各シンポジストもそれぞれ自宅や職場の端末から登壇しました。それぞれが別々の場所にいながら、1つのテーマについて議論するのです。何とも奇妙な光景でしたが、今やそれが日常になってきました。3月にはある弁護士事務所のセミナーに呼ばれ、自らの講演の後、弁護士さんとの質疑応答を行いました。ここではカメラの向こうにいる聴衆は見えません。私は聴衆の反応を見ながら話を進めるのが好きなのですが、オンライン講演会ではそんなことは叶いません。笑いを仕掛けても誰も反応せず、空しい気分になります。しかし今はとにかく与えられた環境でやるしかないのでしょうね。


【猫のはなし】

 こんにちは、スタッフの山田です。

 我が家に猫がやってきました。生後半年ほどの茶白とさび柄の兄妹で、まるで似ていませんが、いつもひっついて離れない仲良し兄妹です。元々は野良猫で、生後2ヵ月くらいの時に保護されて、里親さんのもとで数ヵ月間過ごしたあと、譲渡会で出会って我が家に迎えることになりました。  よほど怖い思いをしてきたのか、自宅に来てからしばらくはケージのベッドに隠れて我々がいる時間はほとんど姿を見せてくれませんでした。いまだに警戒が解けず、私だけ、“シャー”と威嚇されることがあって何気に凹みますが、自宅にいる時間が短いから仕方がないと自分を慰めています。世話役の子どもには少しずつ慣れてきている様子で、恨めしく、いや羨ましく思っています。  猫を飼いたいという子どもの誘いで猫カフェに出かけるようになり、猫の保護活動や保護猫カフェの存在を知りました。奄美大島では、「生態系保全のためのノネコ管理計画」の下、10年間で3000匹の殺処分計画が進行中で、不妊手術をして地域で世話をされている地域猫が捕獲されていることを知りました。自然保護と絡んで難しい事柄ですが、殺処分目前の猫の保護活動をしている人たちがいますので、私も何か協力したいと思っています。東京でも奄美の猫を引き受けることができるようです。  最近では、福山雅治さんが保護猫を飼っていることを明かしたり、ユニクロのCMで譲渡会の場面が使われたりしています。メディアで保護活動が取り上げられることも増えたようです。飼い始めるまでは、心配が先に立って躊躇いもありましたが、余るほどの愉しみをもらっています。どもには、命を体験するよい機会になりましたし、家族の会話が増えました。

 元野良の我が家の猫も、最近ではごはん時に喉を鳴らして足元にまとわりついてくるようになりました。触ろうとすると身を反らせてしまうのですが、そのわずかな時間でも癒されます。猫が喉を鳴らす“ゴロゴロ”の低周波音は人間の副交感神経を優位にするそうです。副交感神経が優位になると、心身がリラックスします。幸せホルモンといわれるセロトニンの分泌を促します。コロナ禍で不自由な生活ですが、猫と一緒にステイホームを満喫しています。


【お知らせ】

・当院は保険医療機関です。初診時と毎月初回の受診時には、必ず保険証をご提示ください。自立支援医療をご利用の方は、受診の都度、受給者証を提示してください。

・令和3年4月より9月末日まで、医科外来等感染症対策実施加算(5点)を算定させていただきます。何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

・処方箋の発行を受けたら処方内容に間違いがないかを確認し、早めに調剤薬局に提出してください。処方箋の有効期限は発行日を含めて4日間です。この間に提出ができない方は、処方箋の有効期限を延ばしますので、受付に申し出てください。

・待合室が密にならないように、時間通りの診療に心がけていますので、ご協力をお願いします。院内の換気には注意を払っていますが、さまざまなご不便を感じることもあると思います。可能な範囲で対応しますので、お気軽にスタッフにお申し出ください。

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